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【TEDおすすめ】ポーカーの達人が教える決断の3つの秘訣

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こんにちは、ウイルです。

 

ムシムシした日が続いていますね。

 

さて、みなさんTEDをご存じでしょうか。

 

アメリカの非営利団体が配信している世界各国の知識人によるスピーチ動画のことです。一度は目にしたことがある人もいるかもしれません。

 

 

たくさんのスピーチがある中で今回取り上げるのは、「決断の秘訣」についてです。

 

人生は決断の連続』というシェイクスピアの言葉もあり、決断が自分という人生を作っているといっても過言ではありません。

 

「今日は何を食べようか?」「どのドラマを見ようか?」

という小さな決断から、

「どこに転職しようか?」「いつ結婚しようか?」

という人生の一大決心のようなものまであります。

 

誰も決断に対して失敗はしたくないですし、自分の理想にベクトルが向いた決断をしていく必要があります。

 

そんなときに、直感を信じるべきか、それとも確率と細心の分析に頼るべきか?

 

今回のスピーチでは、ポーカーの達人であるリヴ・ボエリーさんが決断の3つの秘訣を語っています。運や直感との向き合い方についても触れていますので、是非参考にしてください!

 

 

テーマ:「ポーカーの達人が教える決断の3つの秘訣」

スピーチ:リヴ・ボエリーさん

     Science communicator, games specialist

動画の時間:05:55

 

www.ted.com

 

この記事ではスピーチの内容についてまとめましたので、是非参考にしてください。 

内容

3つの秘訣

 

その1.運に関すること

 

 ポーカーと同じように人生もまた腕と運がものを言います。

私たちが最も気にかけていること「健康」「お金」「人間関係」こういったものの結果は決断の良し悪しだけでなく運にも左右されます

 

 やはり、「運」は成功・失敗に大きく関わっているようです。ポーカーの達人でもそうなのです。健康に気を使っても病気になってしまったり、たまたま試合で優勝することもあります。

 

それでは、運とどのように向き合えばよいのでしょうか?下記が身に染みる興味深い言葉でした。

 

成功しているときには、少し立ち止まって、自分の実力による部分がどれくらいなのかを考えることが大切です。私たちのエゴは勝っているときに運の要素を小さく見がちだからです。

 

決断がうまくいった時、その勝因は何であったか振り返ることはありますか?

 

私は、あまり振り返らず、次へ次へと進んでしまうタイプです(笑)

 

しかし、勝因は運だったのか、実力だったのかを客観的に分析することで、次の良い決断につながると改めて実感しました。

 

うまくいっているときこそ、振り返りの時間も取りたいですね。

 

その2.数値化して考えること

 

ポーカーは確率と精度のゲームであり数字で考えるよう自分自身を鍛える必要があります。

(中略)漠然と考えていることに気づいたら数値的な推定を試みます。

 

これは私も就職活動の時に「フェルミ推定」でよく練習していました。

 

フェルミ推定は、「日本全国に存在する電柱の数を求めよ」や「全世界で現在トイレを利用している人間の数を求めよ」など、感覚的に予測できない数値を論理的に概算する手法です。

 

現役東大生が書いた地頭を鍛えるフェルミ推定ノート 「6パターン、5ステップ」でどんな難問もスラスラ解ける!

 

これは難しくても、「今晩来られそう?」と聞かれたら「たぶん」みたいに答える代わりに「60%」など最善の推定値を出すように練習していきましょう。

 

なぜ数値を出す必要があるのかという理由は、こちらのグラフが物語っています。

 

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「たぶん」と発言したときの確立は人によって大きく違う

 

リヴ・ボエリーさんは、みんなが「たぶん(Probably)」をどう解釈しているか知るために Twitterでアンケートをとりました。その結果が上記のグラフです。

 

「たぶん(Probably)」について、10%と捉える人もいれば、100%と捉える人もいるので、「たぶん(Probably)」という情報を伝えることはもはや意味をなさないのです。

 

「たぶん」とか「ときどき」みたいな曖昧な言葉を使っているのに気づいたら、代わりに数字を使ってみてください。数字であれば本当に考えていることが分かります

 

その3.直感に関すること

直感は私たちが思っているほど完璧なものではありません。困難に直面したとき魔法の霊感の源から答えがぱっとやってくるなら良いですが、現実には直感というのは希望的観測や先入観に対して弱いものなのです。

ではどのような時に直感を当てにして良いのでしょうか?

研究によると、直感が当てにできるのは日常的に多くの経験がある事柄「友達が怒っていることに気づく」とか「ギリギリの駐車スペースに停められそう」とかいったことです

 

 確かに、何かを決断した理由を聞かれたときに、「直感」と答えることもありますが、これは自分の希望や先入観も入っているのですね。

 

もちろん、自分の希望で決断することも結果に納得できるのであれば、良いと思いますが、直感を過信してもいけない、ということのようです。

 

以上のように、運との向き合い方や直感の性質も理解した上で、数値化して判断すると、成功の確率が上がるのかもしれません。

 

気になる英語フレーズ

ここでは、スピーチに出てきた英語をいくつか紹介します。

Not only depend on the quality of our decision-making,but also the roll of life's dice.

意味:決断の良し悪しではなくにも左右されます

 

★Depend on :~による、~に左右される

★dicision-making:意思決定/決断

★dice:さいころ

 roll the dice/the roll of life's dice:一か八かの勝負、運命、というイディオム

 

Take a moment to really ask ourselves how much of it is truly down to us.

意味:自分の実力による部分がどれくらいなのかを少し立ち止まって考える

 

★Take a moment:少し立ち止まる

★Down to 人/モノ:~によって引き起こされる

 

*類似表現*

cut someone down to size:(人)に身の程[本当の実力]を思い知らせてやる

(あまり使わないかもしれませんが(;・∀・))

 

みなさんは聞き取れましたか??

 

ひとこと

 私がこのスピーチで印象に残っていることは、「成功しているときこそ、自分の実力による部分がどれくらいだったのかを考える」ことです。

 

決断をする前は、上手くいくか心配したり、論理的に考えようとしますが、決断がうまくいった後のことについては、深く分析することも少ないのではないでしょうか?

 

しかし、成功の後も勝因を振り返り分析をすることで、周りへの感謝の気持ちが生まれますし、自分の実力をさらに磨くモチベーションにもつながると思います。

 

その結果、次の決断もうまくいき、善の循環が生まれそうですね。

 

このスピーチが少しでも決断の手助けになれば幸いです。 

 

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