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本当に必要?保険の経済学

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 2012~2018年頃までやっていた「オイコノミア」という芸人の又吉さんがやっていた経済番組が好きで、最近はちょっとした時間に見返して楽しんでいます。

オイコノミア ぼくらの希望の経済学

今回は「保険の経済学」について学びます。

 

「保険は本当に必要?」

「どんな保険に入れば良いかわからない。。」

「とりあえず入ったけど、このままで良いのか、、」

「そもそも保険ってなに?」

 

保険は身近な言葉ですが、いまいちわからないことも多いです。

今回は経済学的な視点で保険について考えてみます_φ( ̄ー ̄ )

なぜ保険に入る必要がある? 

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日本の生命保険の世帯加入率は約89%にもなるそうです。

結構多いですよね。

 

そもそもなぜ保険に入る必要はあるのでしょうか。 

 

保険というのは不安なことに備える仕組みです。

 死亡保険や生命保険は死という不安に備えているということができます。

 

これらは基本的には一家の稼ぎ手が死亡した時に残された家族が困らないようにお金を残すための保険です。

 

日本は世帯平均では年間いくら保険料を支払っていると思いますか?

約38万円も支払っているそうです。

30歳から60歳まで入ると1155万円にもなります。

 

なんとなく入ったり、目的を持たずに入るには高すぎます。。 

ちなみに保険は住宅の次に人生で高い買い物と言われているようです。

 

本当に保険には入った方が良いのでしょうか。

保険に入るメリットについて考えてみます。 

保険のメリット

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保険には貯金にはないメリットがあります。

 

 どうして貯金ではなくて、保険に入るのか以下の家庭を例に考えてみましょう。

例)

父:月収30万円

母:専業主婦

子:0才

【貯金の場合】

お父さんはもし自分が死んでしまったら、残された家族が困ると思って貯金をすることにしました。

10年後までに1000万円貯金すると決意します。

そのためには毎月8万3000円を10年間続けることが必要となります。

 

◆問題点 

貯金だと1000万円貯まらないケースがある。

→(途中で挫折してしまったり、給料が減ってしまって毎月8万3000円を貯めることができなくなるかもしれません。)

 

もし1年目で亡くなってしまうと100万円しか貯まっていない。

→毎月貯金ができても10年間無事で過ごせる保証はありません。。

 

【保険の場合】

お父さんは10年以内に死亡したら家族が1000万円受け取ることができる保険に入ることにしました。

 

◆メリット

月々2000円の支払いで加入することができる。

もし1年目で亡くなってしまった場合でも家族は1000万円受け取ることができる。

 

毎月2000円を10年間支払うと24万円です。

死亡しなければこの24万円は戻ってきません。

その代わり、1年後でも10年以内なら1000万円を残すことができると考えればどうでしょうか?

  

10年間何もなければ24万円は失いますが、貯金をしておけばそれでも976万円は手元に残ります。

24万円で安心することができれば安いと感じるかもしれません。

 

反対に、10年以内に自分は絶対に死なないと考えている人にとっては24万円は高いと感じると思います。

 

このように保険に入るか入らないかはその人がリスクをどう考えているかに関係します。

いろいろな保険

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生命保険について説明しましたが、他にはどのような保険があるのか紹介します。

終身医療保険

終身医療保険は加入者が病気になったり、怪我をしてしまった時に一部治療費が支払われる保険のことです。

ある程度の貯金があれば入らなくても困らないと言われています。

 

なぜなら、健康保険があるからです。

 

日本には国民皆保険制度というものがあり、これは

全ての国民がいずれかの公的な医療保険に加入しその適応を受ける制度のことです。 

国民健康保険はかかった医療費の7割を負担してくれます。

 

また、 高額療養費制度といって、医療機関や薬局の窓口で支払った額が一定額を超えた場合にその超えた金額を支給する制度があり、治療費が高額の場合は支払う上限が決まっているのです。

就業不能保険

就業不能保険は病気や怪我で働けなくなった場合に働けるようになるまで給付金が支払われる保険のことです。

 

もし怪我や病気で働けなくなった場合、毎月いくらあれば生活ができるでしょうか?

個人差があると思いますが、だいたいこれくらいあれば生活ができるという金額を元に毎月保険料を支払うことで加入することができます。

保険の困った性質

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逆選択

保険はリスクに備えることができる素晴らしい仕組みですが、

困った性質もあります。

 

自動車保険を例に考えてみましょう。

 

保険会社は事故を起こしやすい人には加入して欲しくありません。

加入者が事故を起こしやすい人ばかりだと、支払う保険金が多くなり会社が潰れてしまうからです。

 

自動車保険に入りたいと考えている人は「自分は事故を起こしやすい」と思っている人が多いです。

 

つまり、保険会社が加入してほしくないと思っている人がたくさん加入してしまう現象が起きてしまいます。

これを逆選択と言います。

 

正確に言うと、加入者個人の情報が保険会社側に十分にない場合、その保険で特をする人つまり保険会社にとて入って欲しくない人だけ保険に入ってしまう現象です。

 

このままでは保険の仕組みは成り立ちません。

スクリーニング

逆選択の問題を解決するために保険会社はどのような対策をしているのでしょうか。

 

それは、ふるいにかけるです。

 

生命保険の場合だと、加入希望者がどのような人かわからないため、

「病気の治療を受けたことはあるか?」

「直近で人間ドッグを受けたか?」

などの質問をしてふるいにかけます。

 

このようにふるいにかける行為をスクリーニングと言います。

正確に言うと相手の情報が不十分な時になんらかの仕掛けを用いて情報を引き出そうとすることです。

 

スクリーニングは保険に限った話ではありません。

 

例えば、経営の神様である松下幸之助さんは就職面接時に

「あなたは自分の運が良いと思っていますか?」という質問をしたそうです。

 

これは「自分の力だけではないという謙虚さを持っているか。今があるのは周りや両親のおかげだと感謝して、失敗にも運が作用していることを理解し、持ち込まない強さを持っているか」を判別するたの松下幸之助さんのスクリーニングであったそうです。

モラルハザード

保険にはもう一つの問題があります。

それは保険が加入者の行動を変えてしまうことです。

 

例えば、

医療保険加入前は健康に注意していたのに、保険に入ると不健康になったり

自動車保険加入前は安全運転をしていたのに、保険に入ると運転が荒くなったり、、

 

このように保険に加入することで加入者の行動が変わって、かえって保険事故の発生率が高まってしまうことモラルハザードと言います。

 

この問題を防ぐために、例えば

・健康保険の場合は医療費を全額負担せずに被保険者に一部負担させる

自動車保険の場合は保険者の飲酒による事故や所有者の許可がない状態での事故の場合は支払わない

などの対策を行なっています。 

 

このように、別の視点から保険を考えてみることでより深く保険を理解することができると思います^ ^

最後に

今回は「保険の経済学」というテーマでした。

 

私は、掛捨て保険ではなく貯蓄型の保険に入っています。

これは毎月の保険料が高い代わりに貯蓄と保険のメリットを受けることができるという商品なんだなぁと感じました。

 

毎月高い保険料で少しモヤモヤしていたので、今回保険のメリットや必要性について改めて考えることでスッキリしました٩( ᐛ )و

 

これから保険に入るか迷っている方は、まずは自分にとっての不安やリスクとは何かをじっくり考えてみることをおすすめします。

 

今はネットでも簡単に保険料を試算することができるので、どれくらいかかるか知りたい方は一度試算してみてください^ ^

 

 

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