思考の整理とは低次の思考を抽象のはしごを登ってメタ化していくことにほかならない。
---「思考の整理学」
"メタ"という言葉をWikipediaで調べたところ
「超越した」「高次の」という意味の接頭辞で、ある学問や視点の外側にたって見ることを意味する
と出てきます。
IT業界では、あるデータの附帯情報、例えばそのデータの作成者や作成日を記載したものをメタデータと呼びます。
他にも「メタ発言」や「メタ認知」などのような言葉が使われることがあります。
「思考の整理学」では、ニュースや新聞のように事実をそのまま書いているものを第一次的情報と呼んでいます。
第一次情報をふまえて、より高度の抽象を行った「社説」はメタ情報であり第二次的情報となります。
第二次的情報をさらに高次の抽象化へと昇華していけば、第三次的情報となり、「論文」などはこれにあたります。
少し難しい言葉が並んだので、意味を調べてみました。
・抽象化→思考における手法のひとつで、対象から注目すべき要素を重点的に抜き出して他は捨て去る方法
・昇華→物事が一段上の状態に高められること
つまり、情報から重要な要素を抜き出して他を捨て、一段上の状態に高めたものがメタ情報ということになりそうです。
本書では、メタ化を行うために様々な方法を紹介しています。
例えば、普段思いついたアイディアを手帳にメモを残し、その中で脈のありそうなものはテーマごとにノートに移すなどがあります。
メモをノートに移すことは、そのまま移しているようでも元の前後関係から外し、新しいコンテクストを作ることができるため多少は変形しています。
思考を整理したり、知識を深めるためには、第一次的情報から第二次的情報へと高める必要があり、ブログを書くことはメタ化を行うのにとても有効であると感じました。
カテゴリで記事を分けることができるのもブログの魅力です^ ^
ブログの記事を寝かせて新しい着想が芽生えた時、リライトや新たな記事を書き昇華させていくことで、よりメタ化していきたいと思います٩( ᐛ )و
他にも思考の整理学をテーマにした記事を書いているので、良かったら読んでみてください!