今回は、「条件分岐の書き方-switch文-」を紹介させていただきます。
if文やswitch文はどのプログラミング言語でも重要な考え方になりますので、是非マスターしてください(^^)
条件分岐とは
名前の通り、条件によって実行する処理を分岐させることです。
「~だったら処理を行う。それ以外は別の処理を行う」というような処理です。
C#では、if文やSwitch文があります。
if文の書き方については、こちらの記事でまとめています。
if文だけでswitch文と同じ処理をすることもできますが、else ifを多用することになりコードが複雑になります。複数ケースで分岐させたい場合はswitch文が向いていますね。
一方で、「変数の値が特定の値より大きい(n>10)場合」や「複数の変数や条件を組み合わせて分岐させたい場合(&&や||を利用する場合)」はif文が向いています。
switch文の書き方
早速、switch文の書き方を見ていきましょう。
switch文は変数などで受け取った変数値の結果を元に、実行する処理を変えたいときに使用します。
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①switch の右()に変数や式を入れます。
②条件分岐させたい値をcaseの右に書きます。
③式==値だった場合に実行する処理を書きます。
④breakでswitch文から抜けます。
⑤default内はcaseの値に当てはまらない場合に実行する処理を書きます。*省略可
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case文を増やす場合は②~④も合わせて書いてください^^
また、C#では処理を書いた後にbreakがないとエラーになってしまうので、breakを忘れずに入れてください。(CやC++とは違ってフォールスルーは禁止されています)
■プログラム例
ここでは、ItemNameという変数の値に対して、3つのcaseとdefaultで処理を分けています。
①ItemNameがケーキの場合、②クッキーの場合、③コーヒーの場合、④それ以外の場合で表示するメッセージが変わってきます。
今回は、変数と比較しましたが、switch (ItemNum % 2)など式を入れることもできます。
また、下の処理も行いたい場合はgoto defaultのようにgotoを使って書くことも可能です。goto を書けばその処理内のbreakは不要です。
ひとこと
いかがでしたでしょうか。条件分岐は基本となる考えですので、是非マスターしてください^^
因みに、Visual Studioではコードを書いた後にtabキーを2回押すと、コードが挿入されます。(コードスニペットと呼ばれているようです)
例えば、switchと書いた後に、tabキーを2回押すと下記のように定型文が表示されるので、とても便利です。
今回の説明は「確かな力が身につくC# 「超」入門」を参考にさせていただきましたが、「もっと前から読んでおきたかった!」と痛感しています、、。もし、C#について学び始めたという方は是非参考にしてみてください!(2020年7月に出版された新書です(^^)
他にも、C#関連の記事を書いていますので是非参考にしてください!
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