やりたいこと
ロボットを起動させる時は、余計なExcelやブラウザが開いているとエラーを引き起こす原因となるため、基本的には開いているExcelやブラウザなどは閉じてから起動するように依頼することが多いと思います。
人によっては、閉じる動きも自動化して欲しいと言われるかもしれません。
そんな時に便利なアクティビティがKill Process(プロセスを強制終了)アクティビティです。
Excelを強制的に終了する
一番頻繁に使うのはExcelを強制的に終了させる時かなと思います。
作業中のExcelファイルがあった場合は保存されずに終了されてしまうため、使用時は注意が必要です。
使い方は非常に簡単です。プロセス名に"Excel"と入力するだけです。
この状態でExcelを開いたままロボットを起動してみてください。
ちなみに、Excel Application Scopeアクティビティを使用した際に、プロパティの「可視」のチェックを外すとアクティビティを抜けた際にExcelの強制終了機能が働き、他のExcel作業をしていた場合に強制的に閉じてしまうようです。(Studio2021.2.0 時点)
Kill Processを使用していないのにExcelが強制終了されてしまって困っている方はこちらも確認してみてください。
InternetExploerを強制的に終了する
Excelの次によく使ったのはInternetExploerの強制終了でした。
こちらはプロセス名に"iexplore"と入力することで動作します。
プロセス名が違うと動作しないので注意が必要です。
プロセス名がわからない時の調べ方
ExcelやIE以外にも業務によってプロセスを強制終了させたいケースはたくさんありますが、プロセス名がわからなくて苦戦することが結構ありました。
プロセス名を調べる方法は色々あると思いますが、私がやっている方法をご紹介させていただきます。
方法は簡単で、PowerShellを開いてget-processと入力するだけです。
ひとこと
Kill Processアクティビティは便利な反面強制的にプロセスを終了させるため、モノによっては悪い影響が出てしまうこともあるので注意が必要です。
ちなみに、すでにプロセスが閉じている場合にこのアクティビティを使用してもエラーにはならなりません( ..)φ
エラー時にロボット内で再処理する際などに、開いたプロセスを終了させて初期化する場合にも有効に使えるので、ぜひ工夫して安定した動作を目指してみてください!
他にもアクティビティの使い方について紹介しています( ^^) _旦~~
it-rpa.hatenablog.com
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