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【UiPath】ファイル・フォルダの存在を確認する方法

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やりたいこと

開発をする中で、「ファイルが存在したら~する」や「この名前のフォルダが存在しなかったら新規で作成する」などの処理を行いたいケースは結構あります。

 

今回は、UiPathに用意されたアクティビティを使用する方法と.Netの構文を使用する方法について紹介します!

 アクティビティを使用してファイル・フォルダの存在を確認

 アクティビティ欄からPathExsist日本語表記だとパスの有無を確認を選択します。

アクティビティを配置後、パスの種類でFileまたはFolderを選択します。

 

今回は、「従業員名簿.xlsx」が存在するか確認させるため、Fileを選択します。

選択後、ファイルのフルパスを入力します。

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アクティビティのプロパティを確認しましょう。

出力のプロパティに要素の有無とあります。

 

ここではファイル・フォルダが存在するかどうかをTrueまたFalseで返します。

boolean型の変数を設定しましょう。

今回はboolファイル有無というboolean型の変数を設定しました。

f:id:WillSpecter:20200730195003p:plain

メッセージボックスでboolファイル有無を表示してみます。

↓結果

f:id:WillSpecter:20200730195018p:plain

Trueが返ってきました!

つまり指定したパスが存在していたということです。

 

実際の開発では、ほとんどの場合If文と組み合わせて使用するかと思います。

If文の条件はTrueかFalseになる条件を設定する必要があるので、

boolファイル有無 = True

となりますが、豆知識として下の図のようにそのまま変数を書くだけでもTrueかFalseを判定してくれます。

 

下の図では、「もし従業員名簿ファイルが存在しなかったら、テンプレートファイルをコピーする」という処理をしています。

f:id:WillSpecter:20200730195032p:plain

 .Net構文を使用してファイル・フォルダの存在を確認

先ほどの処理を.Netの構文を使用すると以下のようになります。

File.Exists("C:\従業員名簿.xlsx")

f:id:WillSpecter:20200730201200p:plain

これだけです!

 

アクティビティを1つ減らすことができるのと、boolean型の変数を作成する必要がなくなるので、だいぶすっきりとさせることができました。

 

ちなみに、フォルダの存在を確認する場合はFileDirectoryに変更するだけです。

Directory.Exists("フォルダのフルパス")

ひとこと

つい最近までアクティビティを使ってファイルやフォルダの存在確認をしていたのですが、確認箇所が複数になるとアクティビティや変数が多くなりいやだなぁと思っていました。

 

もっと簡単にできないか調べていたところ発見してかなりすっきりしたので、ぜひ使ってみてください!(^^)!

 

ファイル・フォルダ操作については他にも紹介しているので、こちらも参考にどうぞ!

 

it-rpa.hatenablog.com

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