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【UiPath】LogMessageを使って文字列型・数値型を学ぶ

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前回の「Hello Worldを表示しよう!」では文字列型というキーワードがでてきたね。
今回は文字列についてより詳しく学んで、文字列型の他に数値型を学ぼう!

LogMessageアクティビティを使ってみよう

型について学ぶ前に、今回使用する新しいアクティビティLogMessageについて紹介しておきましょう。

 

ログ」とは記録のことです。

LogMessageアクティビティを使うことで、 ロボットがどのような処理をしたのか記録として見ることができます。

 

前回はMessageBoxに"Hello World"と入力しましたが、LogMessageに同じく"Hello World"と入力して動きを確認してみましょう。

アクティビティの出し方はMessageBoxと同じです。

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ログレベルで記録の種類を選択できます。

今回はInfoを選択しておきます。

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それでは、実行ボタンを押して結果を見てみましょう! 

実行後、左下の出力タブを押します。

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LogMessageアクティビティに入力した値の結果が出力シートに表示されます。

文字の横にログレベルで指定したinfoのアイコンも表示されています。

シートを毎回押すのが面倒な場合はピン留しておきましょう。

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ログの使い道はたくさんありますが、基本的には「いつ・誰が・何をやったか・補足」などの記録を残すことが多いです。

 

エラーが発生したときは、ログを解析して原因を突き止めたりすることもできます。

今は難しく考えずに、記録を残せるものなんだなーと覚えておきましょう。

 

LogMessageと似ているものとして、WriteLineアクティビティというものがありますが、基本的に使い方は同じです。

 

WriteLineアクティビティの場合は出力画面には表示されますが、ログとして記録は残りません。

 

なので、ロボット完成後にエラーが発生した場合、ログから解析をするができません。

WriteLineについては、開発するときに「ログに残すほどでもない、でもどんな結果が出力されているか知りたい」っといった場合に使用することが多いです。

 

ウイルくんのログを見れば何を考えてるのか全部わかるんだね!

うん、まぁそういうことだね。
(余計なことを教えてしまった・・・)

 

それでは今日の本題に入りましょう。

 

文字列型とは

文字列のおさらいですが、Hello Worldなどは文字列と呼ばれており、要するに文字の集まり、言葉としての「文字」です。

文字列はダブルクォーテーション (")で囲む必要があります。

 

数値型とは

文字列の次に基本となる型は数値型です。

数値型を細かく分けると整数型長整数型浮動小数点型など色々ありますが、とりあえず全部ひっくるめて数値型だと覚えておきましょう。

 

数値は文字列とは違ってダブルクォーテーションで囲んではいけません。

また数値型は数学と同じように足し算や引き算、掛け算や割り算などをすることも可能です。

 

また、計算式に使われる記号は使用するプログラミング言語によっては少し異なることもあります。

 

【UiPathでよく使用する計算】

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割り算の余りを求める式はなんだか難しそうだね。

UiPathでは、.Netというプログラミング言語が使われていて、実はこれらの式は.Netで使われているものになるんだ。.Netについてはまた別の機会で説明するよ!

文字列型と数値型の違いとは

文字列と数値は全く別物として扱われます。

 

例えば9は数値ですが"9"は文字列として扱われます。

 

9 + 1 は10と表示されますが、"9 + 1"はそのまま「9 + 1」という文字列として認識されます。

 

【数値型の場合】

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【文字列型の場合】

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文字列の足し算

数値の足し算は問題なく理解できますが、文字列も同じように足し算をすることができます。

 

例えば数値では9 + 1は10となりますが、

 

文字列で"9" + "1"91と表示されます。

【文字列の足し算】

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データ型 とは?

今まで文字列型と数値型があると説明しましたが、プログラミングではこれらはデータ型と呼ばれています。

 

データ型はStringintDoubleのように表されます。

下の図のようなイメージとなります。

 

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他にも様々なデータ型が存在しますが、まずはもっともよく使われるものとしてStringやintがあるんだなーと覚えておきましょう。

 

次回はこのデータ型についてより詳しく学び、データ型の値を変数に代入するということをやってみます。

データ型や変数についてはどのプログラミング言語を学ぶ上でも必須です。

 

また、これらを使えるようになるとUiPathで扱うことのできる幅がかなり広がるので楽しみにしていてください!

 

まとめ 

普段は文字とか数字の型なんて意識してなかったけど、プログラミングでは重要な概念になるんだねー

その通り!実際に手を動かして色々動作を確認するとすぐに理解できるようになるよ!

RPAツールで業務改善! UiPath入門 基本編 [ 小笠原 種高 ]

 

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