こんにちは、ウイルです。
暑くなってきましたね(;^_^A
さて、みなさんTEDをご存じでしょうか。
アメリカの非営利団体が配信している世界各国の知識人によるスピーチ動画のことです。一度は目にしたことがある人もいるかもしれません。
TEDトーク 世界最高のプレゼン術 [ ジェレミー・ドノバン ]
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私は、情報収集、英語の勉強、趣味として、たまにTEDを見るのですが、興味深いテーマがあったので、ここで共有させていただきます。
テーマ:「転職時期の見極め方」
スピーチ:チェイ・ホワンさん
英語教師から始まり、弁護士、ビデオクリエイター、セールスマン、会社の
経営などいろんな種類の仕事を経験
動画の時間:04:15
この記事ではスピーチの内容についてざっくりとまとめましたので、是非参考にしてください。
内容
何を仕事にすべきか
彼は、人生で大切なのは「心から愛しかつ得意なことを見つけること」だということだと主張しています。単純に聞こえますが、見つけるのはそう簡単ではなさそうです。
この主張から、普段、自分自身の興味や得意についてインベントリー(棚卸)をしておく必要があると、改めて実感しました。
転職するときに検討すべきヒント
続いて、転職するときに検討すべきヒントを2つ提示しています。
その1.職業人生とは学びであるということ
もう学びたい気持ちが湧かないならば、それは大きな危険信号で、今いる業種では未来がないかもしれないということです。
私にとって、この観点はとても新しく腑に落ちるものでした。
その2.転職は直感だということ
眠れない夜が続き変えようとせず変えられないか調べもしないなら、転職の時かもしれません。
その一方で転職の理由にすべきでないのは、短期的な痛みです。
上司が嫌いだとか職場の人間関係が煩わしいというのは、キャリアをガラッと変えてしまう良い理由ではないようです。
なぜなら、一般的に転職は下積みから始めることになり、給料が減ったり肩書がなくなるといった諸々の短期的な痛みを味わうことになるからです。
どんな仕事にも痛みはつきものです。
確かに、転職したとしても周りの人間関係に恵まれるとは限らないですよね。
転職を決断したらやるべきこと
続いて、転職を決断したらやるべきことを3点提示しています。
その1.人との繋がりをもつこと
良い師匠や支えてくれる人の繋がりなくしてキャリアは築けません。
手に入れられる限りの良いアドバイスを得るということです。
情熱と意欲と吸収力があれば、喜んで時間をさき良いアドバイスをくれる人を引き寄せることができます。
その2.お金を貯めておくこと
転職すると、給料が減ったり肩書がなくなることが多いので、痛みを和らげるためにも貯金しておくことは重要です。
その3.準備ができていないなら、副業をしてみること
まだ、転職をすることが不安であったり準備が整っていない場合は、副業するという選択肢があるようです。
次に働きたい業種の組織でボランティアをしたり、週末起業も良いでしょう。心から好きになれるかを無料で確かめることができます。
転職したらやること
その1.これまでの関係を継続すること
これまで築いてきた人間関係は、今後どこかで繋がっていることが十分考えられます。
その2.これまでのキャリアでの学びを生かすこと
人とのやり取りやチームでの働き方、苦手な人の対処方法など、どのような業種でも必要な能力です。
その3.不安になっても落ち着くこと
あなたは新しいチームの一員であり、周囲の人はあなたの成功を応援しています。
なぜなら、あなたの成功は彼らの成功になるからです。
とても心強い言葉でした。
気になる英語フレーズ
ここでは、スピーチに出てきた英語をいくつか紹介します。
Career changes are often gut-driven
意味:転職は直感だということ
★gut :内臓、肝心なところ、本質
★driven :英語のdriveの過去分詞。drivenの辞書的な意味は「(~に)突き動かされた」という意味
drivenの他の使い方
Technology-driven:テクノロジーの進歩によって、それまでの常識を覆すような新たな発想が生まれたり、斬新なビジネスが登場したりすること。
Customer-driven:顧客の声に耳を傾け、顧客の行動、顧客の意見を優先し、それを出発点にしてマーケティングを行うこと。
Everyone around you is rooting for your success,because your success is their success
意味:あなたの周囲の人はあなたの成功を応援しています。なぜなら、あなたの成功は彼らの成功でもあるからです。
★root:掘る、根本
Be rooting for~ : ~を応援している
ひとこと
私がこのスピーチで特に印象に残っていることは、転職のきっかけについて「学びたい気持ちがあるかどうか」という点でした。
現在の仕事では、まだたくさん学びたいことがあるので、私としては転職時期ではないと思っていますが、今後の一つの指標にしたいと思います。
また、何を仕事にすべきか、という問いに対して「心から愛しかつ得意なことを見つけること」 と仰っていますが、以前参加した講演会でまつもとゆきひろさんも話されていましたので、もし興味のある方はこちらも参考にしてください。
エンジニアだけではなく、ビジネスマンとして役に立つ内容だと思います!