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【TEDおすすめ】優れたフィードバックをするための秘訣

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こんにちは、ウイルです。

 

さて、みなさんTEDをご存じでしょうか。

 

アメリカの非営利団体が配信している世界各国の知識人によるスピーチ動画のことです。一度は目にしたことがある人もいるかもしれません。

 

前回は、転職時期の見極め方についてでしたが、今回は優れたフィードバックをするための秘訣 についてご紹介します。

 

it-rpa.hatenablog.com

 

在宅勤務が拡大している中で、同僚と顔を合わせずコミュニケーションを取りづらい環境ではあると思います。

 

ただ、取り組んだ業務について、フィードバックがないと部下は「本当はやらなくても良かったのでは?」と思い、だんだん行動が薄れてしまう、、ということにもなりかねません。

 

その点、フィードバックはすごく重要な要素です。

 

では具体的にどのようなフィードバックをすればよいのか?

今回のスピーチで明確にしていきましょう(^^)/

 

また、こちらのスピーチは管理者の方だけではなく、後輩や親子でのコミュニケーションにも役立つと思いますので、是非参考にしていただければと思います!

 

テーマ:「優れたフィードバックをするための秘訣」

スピーチ:リーアン・レニンガーさん

     認知心理学

動画の時間:04:48

 

www.ted.com

 

この記事ではスピーチの内容についてざっくりとまとめましたので、是非参考にしてください。 

 

 

 

内容

従来のフィードバックのパターン

 

大抵の人のフィードバック方法は脳との相性が悪く、主に2タイプに分かれるようです。

 

◆1つ目のパターン

非常に遠回しで柔らかい言い方なので、聞き手の脳はフィードバックを受けたことに気づきもしないか、単に混乱するだけ

 

◆2つ目のパターン

遠慮がなさすぎるため、相手を自己防衛体制に追い込んでしまう

 

脳には偏桃体という部分があり、受け取る情報に常に目を光らせて社会的な脅威が含まれるかどうかを判断しています。

 

その判断により前に出て防衛したり、後退して逃避したりするわけですが、それを受けて今度はフィードバックした側も調子を崩し、言いよどんだり、正当化を始めたりしますから、あっという間にギクシャクしてしまうわけです。

 

私もフィードバックをする側、される側として両方の経験をしたことがあります。本当に難しいですよね、、

 

でも安心してください!!

 

ここから対策方法を説明します。

 

フィードバックの4つの極意

下記4つをフィードバックに取り入れることで、どんなに言いづらいことも上手に伝えられます。 

 

その1.名付けて「小さなYES」

フィードバックの達人は、まず短いけれど大事な質問をします。

そうすることで、これからフィードバックが来ると受け手の脳に知らせます。

 

「5分だけ時間ある?さっきの対応の件なんだけど」

 

「業務改善のアイディアがあるんだけど聞いてもらえる?」

 

このような「小さなYES」の質問には

1.やりとりのスペースを作る

2.フィードバックの受け入れ態勢を作る

という役割があります。

 

また、YESかNOかは自分次第なので、自分で決めたという実感が得られます。

 

その2.具体的な証拠を示す

具体的に何をみたのか・聞いたのかを言い、客観的でない言葉は一切省きます。

「ぼかし言葉」は聞き手によって違う意味にとられる可能性があるからです。

 

「そんなにムキにならなくても」「もっと自分から動こう」などはぼかし言葉なので、具体的な証拠に変換する必要があります。

 

例えば、「君は当てにならない」ではなく

「例のメール11時までに送ってくれる話だったけどまだ来てないよ」と言います。

 

具体性が大事なのは、ポジティブなフィードバックでも同じことです。

 

相手に、何を増やして何を減らしてほしいのか伝わることで、行動を定着させることができるのです。

 

その3.影響を伝える

続いて、先ほど具体的に述べた事柄が自分にどう影響したかを説明します。

 

ネガティブなフィードバックの場合、

「メールを待っている間仕事が止まって先に進めなかった」

 

ポジティブなフィードバックの場合

「ストーリーの足し方がとてもよかったのでコンセプトをすっと理解できた」

 

などです。

 

すると、先に出した証拠に目的や意味や理屈が加わり、脳が求める情報が出来上がるのです。

 

その4.質問で終える

フィードバックの達人は最後を質問で締めます。

「どう思う?」や「私はこうすると良さそうな気がするんだけど、意見をもらえないかな?」

 

すると、従うのではなく責任をもって関わろうとする姿勢が生まれ、こちらが一方的にだらだ多と話すことがなくなり、協力して問題を解決するための対話が始まります。 

 

 厳しい状況になればなるほど、巧みなフィードバックが求められるものです。

ご紹介した4ステップの極意をアレンジして難しい場面に対応するようにしましょう!

 

気になる英語フレーズ

ここでは、スピーチに出てきた英語をいくつか紹介します。

I have some ideas for how we can improve things.

意味:業務改善のアイディアがあります

★ideas for:~に対する考え

improve:~を改善する

 

It creates a moment of buy-in.

意味:フィードバックの受け入れ体勢を作る

 

★buy in:株の買い付け、賛同、同意

obtain buy-in from~:~から賛同を取り付ける

  

みなさんは聞き取れましたか??

 

ひとこと

 私がこのスピーチで印象に残っていることは、「小さなYESを作る」ことと「最後に質問で終わる」という点です。

 

実際のところ、影響を伝えたり、証拠を伝えることは、言いづらいこともあると思いますが、「小さなYESを作る」ことと「最後に質問で終わる」は私にもすぐに取り入れることができそうです!

 

これまで、何となく「気を付けて伝わるように言わなきゃ」という思いでフィードバックしていましたが、このスピーチによって「具体的に何に気を付けたら伝わるのか」を理解することができました。

 

皆さんの参考になれば幸いです(^^♪

 

☆その他TEDおすすめ記事はこちら☆

 

 

 

 

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