これまで、メソッド、クラス、インスタンス、カプセル化、プロパティ、継承、オーバーライド、LINQなどを順に紹介してきました。今回は、「改行やtabを表現するエスケープシーケンス」を紹介させていただきます。
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エスケープシーケンスとは
エスケープシーケンスはIT用語辞典では、次のように説明されています。
エスケープシーケンスとは、文字列の中に機器の制御コードや通常は表記できない特殊な文字を混在させるために規定された、特殊な記号や記法の組み合わせのこと。
例えば、普段改行するときはEnterを押しますが、プログラムの中で改行を指定する場合は、Enterで表現することができません。
ただ、ソースが改行されるだけです・・・;
そんな時に使えるのが、エスケープシーケンスです。
プログラムの中で、「改行は¥nと表現をしましょう」と決められているので、それで表現をすることになります。
改行以外にも、よく使うエスケープシーケンスがありますので、下の表にまとめました。
エスケープシーケンス | 文字の意味 |
¥n | 改行 |
¥t | 水平タブ |
¥' | シングルクオーテーション |
¥" | ダブルクオーテーション |
¥¥ | ¥マーク |
¥b | バックスペース |
ダブルクオーテーションは、文字列を囲むときに使いますが、ダブルクオーテーションとして表示したいときは、¥を前につけます。(\でも可)
プログラム例
それでは、先ほど紹介したエスケープシーケンスをプログラムの中で使用してみたいと思います。
■実行結果
先ほどの6パターンの結果はこちらです。エスケープシーケンスを入れた箇所が、正しく表現されていることが分かります(^^)
ちなみに、バックスペースは一文字消したいときに使えます!
ひとこと
いかがでしたでしょうか。¥との組み合わせで、様々な表現ができることが分かります(^^)
他の言語でもエスケープシーケンスは使われますので、覚えておくと便利だと思います。
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