こんにちは、ウイルです!
今回は、今気になっている中小企業診断士についてまとめてみました。
エンジニアとして働いている今、なぜ中小企業診断士に興味を持ったのかについても説明しています。
資格取得には、かなりの学習時間が必要になるので、まずはしっかりと情報を集めてこの資格が自分にとって価値があるものか検討していきたいと思います。
中小企業診断士とは
概要
中小企業診断士は中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家の国家資格です。
中小企業に限らず企業の経営のための知識を幅広く学ぶことができることが特徴で「日本版MBA」とも呼ばれているようです。
中小企業診断士は、他の士業と違って法律によって定められた独占業務を持っておりませんが、独占業務という制約がないためどんな仕事もできるということが強みでもあるようです。
試験は一次と二次に分かれており、一次試験は、経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策の7科目があります。
いずれも大学における経済学・経営学相当の水準の知識が必要となります。
二次試験は以下の4科目があり、論述式の試験を1日で行います。
・中小企業の診断及び助言に関する実務を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例
・中小企業の診断及び助言に関する実務のマーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例
・中小企業の診断及び助言に関する実務の生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例
・中小企業の診断及び助言に関する実務の財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例
合格基準や試験のスケジュールなどについては、中小企業診断協会のホームページで確認してみてください。
https://www.j-smeca.jp/contents/007_shiken.html
資格取得後の流れ
資格取得後は大きく分けると以下のキャリアに進むことが多いようです。
・勤めている企業で「企業内診断士」になる
・コンサルティング会社などに転職・勤務する
・中小企業診断士として独立・企業する
中小企業診断士の将来性
2017年の日経新聞で、各士業における AIによる代替可能性が報じられました。
中小企業診断士のAIによる代替可能性は0.2%と判定されたようです。
AIに代替されにくい職業と判定されたのは以下のような要因が挙げられます。
・中小企業診断士は状況に応じた柔軟な経営戦略を提案する必要がある
・取引相手を説得したり、些細な感情の変化を読み取るなど、コミュニケーションが必要とされる
・独占業務がないからこそ、AIでは予測できない様々な仕事を行うことができる
中小企業診断士に興味を持ったきっかけ
学生時代に経済学を学んだ経験を活かしたい
大学時代は経済学を専攻していました。
経済学の重要性については、学生時代にも感じていたのですが、一度社会に出て働いてみると、よりその重要性を感じる場面が多くなり「もう一度勉強したい」という気持ちが強くなりました。
経済学が大切だと思うことについては、過去に記事を書いているのでこちらもぜひ参考にしてみてください。
社会人を数年経験した今、もう一度経済学を学ぶきっかけとして中小企業診断士の学習や経済学だけでなく経営の学習もできたら面白そうだなと感じました。
就職して銀行員として働いた経験で感じたこと
大学卒業後は、地元の金融機関に就職して4年ほど銀行員として働きました。
個人や地元の中小企業の相談に乗る機会が多かったのですが、良いアドバイスやサポートができて感謝された時はとても嬉しかったです。
しかし、毎期ノルマが発生するため1つの企業に多くの時間を費やすことができなかったり、企業に解決した方が良い問題点があったとしても、それを解決しないまま融資を継続して行うといったケースもたくさんありました。
また、転勤が多いので長期間サポートができることになっても自分がずっと関わることができない環境でもありました。
中小企業診断士になった方の仕事や体験談を見てみると、1つの企業の経営課題について深入りして、長期的に色々な角度から問題解決を試みるといった内容が多く見られました。
銀行員とは立場が違うので、比較してどちらが良いと言うことはできませんが、
様々な角度から経営課題を見つけてサポートするというアプローチは銀行員時代とは違ったやりがいがあるのではないかと感じたことも興味を持つきっかけとなりました。
転職してSEとして働いて感じたこと
現在はRPAツールを使って事務作業の効率化を行う仕事をしています。
ロジックを考えたり実際に作ったロボットが上手く動作しているのを見ることができるととてもやりがいを感じます。
また、今後どのような形で働くにせよITの知識は必須であると改めて感じるようになりました。
銀行員時代は、財務面からのアドバイスが中心だったけど、事務作業の効率化などITに関する知識を活かして今までとは違う角度から企業をサポートできそうだなーと考えていた時に、中小企業診断士の存在を思い出しました。
調べたところ、モノづくり出身の診断士や銀行員出身の診断士、SE出身の診断士など様々なバックボーンを持った診断士がいて、それぞれの強みを活かしていると知りました。
これまでの経験を点から線に変えることができるのではないかと感じたことも興味を持つ大きなきっかけとなりました。
ひとこと
今はまだまだIT企業に転職したばかりで、技術を磨きたいという思いが強いですが30代、40代になった時に身につけた技術も活かして、経営課題を解決する提案ができるようになりたいと思っています。
同じように感じている方や、中小企業診断士の勉強をこれから始めようと思っている方がいれば、コメントいただけると嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました(^ ^)